うすめて美味しい濃縮珈琲いかがですか

仙台市若葉区荒浜の仮設住宅の方々に今年もコーヒー提供に行ってきました。船橋市二宮飯山満連合町会の有志による現地での餅つき大会の一行のバスに便乗させていただいて餅つきの傍らコーヒーを提供するのです。26日の早朝船橋を出発、仙台市で泊まって27日…

サイフォンを使ってサイクロン式抽出

コーヒー粉を任意の時間湯に浸して、しかるのちに湯を追加して真空吸引する、これがサイクロン式抽出と私が呼んでいる方法で、特許としても認められたものです。それがサイフォンを使って、ほぼ似たようなことができることをつい最近発見しました。発見とい…

水淹れ濃縮コーヒー

「水出し」という言葉には一定のイメージがありそうなので、あえて「水淹れ」としましたが、意味は抽出の際に湯でなく水を使うということです。 かの三浦義武さんがカフェ・ラールをつくるのに水で淹れてそれを湯で薄めてお客に出したということから、サイク…

濃縮コーヒーの冷却

先週のコーヒー文化学会で帰山人さんからブログの記入が止まっているむね指摘をうけました。このブログには私の考えを整理できたものを書き込もうとしてきたのをちょっと改めまして、結論の出ていない途中経過でもたまには書いてみることにしました。一般に…

まろやか/渋み仮説2

コーヒー豆の中には無数の成分が入っていますが、私はまろやかな成分と渋い成分とその中間の成分に分けて捉えています。そして、図のようによい豆はまろやかな成分が多く渋い成分が少ないのに対し、悪い豆はまろやかな成分が少なく渋い成分が多い、中間の豆…

低品質のコーヒー豆をおいしく飲めるようにする

おいしいコーヒーを淹れるには、上質の豆で、煎りたて、挽きたて、淹れたてがよいとされていますが、コーヒー好きであっても一般人がこれらすべての条件を常に満たすのは困難です。上質の豆は高いので質より量を取る方も多いでしょうし、いつ焙煎したのかよ…

うるおいドリップを使った淹れ方

別項「今あるもので試してみる」で紹介した方法でやってみた方は、「濃く淹れてうすめて飲む」やり方が案外いけるかも知れないという感触を持たれたのではないでしょうか。 うるおいドリップを使えば、濃く淹れてうすめて飲むやり方がもっと楽にできます。

うるおいドリップとは

うるおいドリップとは私が考案したコーヒー抽出器につけた名前です。いまのところ写真のようなポリカップの底に穴を空けたものと穴を空けないもともとのものを一組にしたものが一番気に入っています。というのは、安くて手に入りやすいポリカップで簡単に作…

まろやか/渋み仮説

普通にドリップ式で淹れると渋みが強くてブラックで飲めないようなコーヒーでも、濃く淹れてうすめれば渋みの少ないまろやかなコーヒーができます。どんなコーヒーでもそうなのかまでは私には分かりませんが、経験した範囲ではまだこれに反したことはありま…

プロの淹れ方は、一般人にも最良の方法か

おいしいコーヒーの淹れ方の本には、どの本にも新鮮なコーヒー豆を使うことが必須になっています。新鮮なコーヒー豆とは焙煎する前の生豆自体が新鮮ということも含まれていますが、一般消費者はそこまではわかりませんので、焙煎してからあまり日が経ってい…

まろやかなコーヒーとは

まろやかな味というときのまろやかは、国語辞典では (2)穏やかなさま。円満なさま。 にあたります。私が「まろやかなコーヒー」と言うとき、味は上記のとおりですが、もう少し具体的には ブラックでも舌に穏やかでのどごしよく飲める ようなコーヒーです。舌…

今あるもので試してみる

私のコーヒーの淹れ方の基本は 「濃く淹れてうすめて飲む」 ということにあります。これはコーヒープロの方には受け入れてもらえない非常識なやり方なのですが、少なくとも私がやってみている範囲ではこれまですべてうまくいってきました。 うまくいくとは、…

うるおいドリップのきっかけ

あれはもう1年半も前のことです。横浜で働きながら子育てをしている主婦に、ためになるお話しを提供する活動体がありまして、その企画スタッフの1人に私の息子の妻がおりました。その会のセミナーで私のコーヒーの話しをしてくれないかという依頼がありまし…