うすめて美味しい濃縮珈琲いかがですか

仙台市若葉区荒浜の仮設住宅の方々に今年もコーヒー提供に行ってきました。船橋市二宮飯山満連合町会の有志による現地での餅つき大会の一行のバスに便乗させていただいて餅つきの傍らコーヒーを提供するのです。26日の早朝船橋を出発、仙台市で泊まって27日の朝から会場のサンピア仙台で珈琲提供をしました。

去年は会場に来た人たちにコーヒーを出すことしか念頭になかったため、看板も「あったかいコーヒーいかがですか」としましたが、今年は来た人たちに濃縮珈琲というものを知っていただき、それを持ち帰ってもらおうと考えました。濃縮珈琲をその場で薄めて飲んでいただき、希望者には5人分の濃縮珈琲の入ったボトルとレシピを渡すのです。そのため看板は、「うすめて美味しい濃縮珈琲いかがですか お持ち帰りください」としました。
濃縮珈琲を持ち帰れば、会場に来られなかったおじいちゃんおばあちゃんもお家で珈琲が飲めます。あるいは、夜になって家族みんなでケーキを食べながら美味しい珈琲が飲めます。これはコンパクトでしかも長持ちする濃縮珈琲だからこそできることだと思います。

10時過ぎ餅つきが始まると続々と人が集まり始め、ピーク時には20人位の人がストーブを囲みながら「コーヒーまだ?」と待っています。今年になって開発した12人分の濃縮コーヒーを一度に作るやり方でやっとなんとかさばけましたが、お湯を沸かすのも結構ネックになり、多分1時間で50〜60人分くらい淹れるのが限界でした。美味しいからと2杯、3杯と飲みにこられる人もいてなかなか濃縮コーヒーのストックができませんでしたが、午後になってぼちぼちお持ち帰りしてもらえるようになりました。しかしこれも人づてに濃縮コーヒーのボトルが持ち帰れると伝わると希望者が多く、できたはしから持ち帰っていただく状態になり、結局餅つきの撤収時間ぎりぎりまで濃縮コーヒーを作り続けました。
終わってみると200人分超のコーヒーを作り、そのうち半分が会場で飲まれ、半分が濃縮珈琲としてボトルを持ち帰っていただきました。