サイフォンを使ってサイクロン式抽出の手順の一部改訂

これまでサイフォンを使ってのサイクロン式手順の中で、最もタイミングが難しかった部分をより平易で失敗しにくい手順に改訂することにしました。これまでの手順は次のようなものです。

1.フラスコに20mlの湯を入れて熱源をつける
2.ロートにコーヒー粉60gを入れる
3.90mlの蒸らし湯をかけ粉全体を濡らす
4.ロートをフラスコに斜めにさす
5.抽出湯180mlの湯を測る
6.熱源を止め、ロートをフラスコにはめ、注湯する

手順1〜5はそれぞれ簡単なものですが、6は慣れないと少し難しいところがありました。
3つの動作をまとめて数秒の間に行う必要があり、そのために3つの動作をまとめて手順6としています。熱源を止めるとフラスコの温度が下がり始めます、すると間もなく内部の水蒸気が水滴にもどり吸引がますのでその前にロートをフラスコにはめ、注湯まで終わらないと吸引が失敗します。

手順6の中の熱源を止める動作を最後にすることにより、3つの動作を必ずしもまとめて数秒の間にやらなくてもよくなりました。
1.フラスコに20mlの湯を入れて熱源をつける
2.ロートにコーヒー粉60gを入れる
3.90mlの蒸らし湯をかけ粉全体を濡らす
4.ロートをフラスコに斜めにさす
5.抽出湯180mlの湯を測る
6.ロートをフラスコにはめる
7.注湯する
8.熱源を止める

なぜこの改訂手順になったたかといいますと、フラスコ内の水が沸騰していれば粉の入ったロートをフラスコにはめたときフィルターを通して下から上に水蒸気の圧力があるため注湯してもコーヒーがロート内に留まる(フラスコに降りていかない)ことに気づいたからでした。